3月13日
- 飛行機が1時間近く遅れる
- 沖縄到着
- 時限爆弾が爆発する
- A&Wのルートビア/1日目が終わる
3月14日
- 朝の海岸線
- 沖縄のアルバイト事情についてのささやかなる考察
- かつて烽火(のろし)があげられた場所で
- どうして沖縄で味噌カツを食べなくちゃならないんだ?
3月15日
- 新しい音楽を車内に響かせながら
- およそ人間の想像力が生み出した失敗作
3月16日
- 沖縄本島の最南端へ
- 那覇の夜
3月17日
- さらば、沖縄
おまけ・旅の写真
飛行機が1時間近く遅れる
2007年3月13日、 その日僕は羽田空港のロビーに座っていた。 ロビーに置かれた大型のテレビスクリーンには 飛行機が滑走路に 自らの胴体を擦りつける様子が映し出されていた。 その映像を見るのはもうすでに3回目だった。
大阪・伊丹空港から高知空港へ向かっていた1603便が 着陸時に前輪が出ず、 やむなく胴体着陸を試みたのだった。 それと関係してなのか、 僕の待つ沖縄行きの便も予定より1時間近く遅れていた。
あるいはこちら側の飛行機の遅れは 高知での事故とは 直接関係のないものだったのかもしれない。 単純に天候が悪かったり、気圧の問題のために フライトの時間が変更されたのかもしれない。あり得る話だ。
しかしロビーから見た空の色は 文句のつけようがないくらい青々と澄み渡っていた。 いったいこの空にどんな問題があるというのだろう? 僕にはその理由が まったくといっていいほど思いつけなかった。
しかしそんな僕の内面の葛藤とは関係なく (まあ、考えてみれば当たり前の話だ)、 僕はもう1時間待たなくてはならなかった。
そういえば、と僕は思う。 前にも同じようなことがあったっけな。 たしかあのとき僕はまだ高校生で、 その数週間後に修学旅行を控えていた。 行き先は北海道。移動手段はもちろん飛行機である。 そんな矢先、 あの忌まわしき同時多発テロ事件が起こった。
事件の翌日は被害者を悼む声と同時に、 修学旅行が取りやめになるのではないか (少なくとも、 飛行機以外の輸送機関に変更になるのではないか) という憶測が生徒間で飛び交うこととなった。
もっとも、これは杞憂に終わり、 結局は予定通り 飛行機で北海道に向かうことになったのだが。 いずれにせよ、 そんなことを思い出しながらテレビを見ていた。
やれやれ、 何もこんな日に起こらなくてもいいだろうに。 僕は小さくため息をついた。 そして固い椅子に身を沈めながら、 これからの先行きについて思いをめぐらせていた。 まだ旅は始まってもいないのだ。

ロビーから見た空の様子。 どこに問題があるというのだろう?
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